こんにちは。院長の綾戸です。

現在、外科手術に欠かせない麻酔。

その歴史はさかのぼること古代ギリシャやエジプトに始まります。

大麻などを使って手術を行った記録が残ってます。

また中国でも同様に大麻やアヘンを使って開腹手術を行ったと三國志に載っています。

日本では江戸時代に医師の華岡青洲が1804年に世界で初めて麻酔薬「通仙散」を用いて全身麻酔で乳癌手術を行いました。

近代麻酔の幕開けである吸入式麻酔は1845年に米国の歯科医ホーレス・ウェルズが笑気麻酔によって親知らずの抜歯を行い、続いてやはり歯科医のウィリアム・モートンが硫酸エーテルを使って最初の公開手術を成功させました。

その後は、ジエチルエーテルやクロロホルムなどを用いて近代麻酔の発展に繋がっていきました。

現在の外科手術がストレスなく行われるのに歯科医が少なからず貢献していると言っても過言ではありません。

当院でも麻酔を使用することがありますが、こうして歴史を知ってみると面白いものですね。

K&A Dental Clinic 神戸