【院長ブログ】「歯科医Sの歯のお話」その1
「最近治したばかりなのに歯が凍みる」
こんな患者さんがたまに来られます。
治療したばかりなのにナゼ?嫌ですよね。
歯の構造は表面から、エナメル質、象牙質、
歯髄(神経)からなりますが、
削って痛いのは象牙質からです。
その構造は象牙細管という細い管の集まりで、
その中に歯髄(神経)に刺激を伝える
「象牙繊維」なるものが入っています。
削る時の痛みや凍みたりするのは、
この象牙細管が剥き出しになっているからで、
それを封鎖しておくと、例外もありますが、
痛みや凍みる感覚を防ぐことが出来ます。
この象牙細管を封鎖することを
「デンチン シーリング」といいます。
デンチン シーリングを確実に行い
細菌の侵入を防ぐことが、術後の痛みを少なくし
歯を健康に保つポイントになります。
つづく
K&A Dental Clinic 神戸