「六十円?安いね~、それだけでいいの?有難う、ワハハハ…」

受付会計中のご高齢男性。入れ歯の調整に来られました。

30分ほどかかって合わないところを調整しましたが、新しく作った義歯の調整は再診料に含まれるため、

前述の料金になることがたまにあります。

保険の制度上仕方がないのですが、保険義歯の治療費はあまりにも安く、

良い治療、必要な治療を諦めざるを得ない事もあります。

以前にご高名な先生が、

 

「保険で作る義歯の治療費は今の2倍にして、その分徹底的に治療出来る体制を作るべき」

 

と仰いましたが、僕もその通りだと思います。

デジタル化が進み歯科治療も日々刷新される中、その波は入れ歯治療にも及びつつありますが、

軟らかい歯茎の型どりをしてその上に物理的吸着で付ける「入れ歯」は、

材質こそ違いますが今も昔も余り変わりが無いように思います。

但し治療方法や材質を変えるとより使いやすく快適に過ごして頂ける事が多いです。

次回は自費と保険の入れ歯の違いをお話します。

 

 

つづく

K&A Dental Clinic 神戸