「先生、もうちょっと軍資金出すからエエ入れ歯作ってえな」

 

保険診療で作製した義歯に満足頂けなかった患者様からたまに云われることがあります。

いわゆる自費診療の義歯ですね。

保険と自費、どんな違いがあるのでしょうか。

 

①吸着力が上がり義歯が安定する

②薄くて丈夫。なので装着感が良い

③審美的により美しく自然に見える

④修理や改良に対応出来るので長く使える

などです。

 

一般的に義歯の作製は、型取りし、咬み合わせを調べ、

適合性をチェック、完成お渡し、となりますが、

それぞれの工程で歪みや誤差が生じ、場合によってはこの誤差が

適合性の良し悪しに関係する事が有ります。

その為、この誤差を少なくする特殊な検査や作製方法、特別な材料を使うとより良くなるのですが、

この辺りも保険診療で認められていないものが多く、出来上がりの見た目は変わらないのですが、

内容に大きな違いがあり使いやすさにも差が出ます。

 

「入れ歯」という道具。

口に馴染んで使いやすく見た目も自然なものを目指すと自ずと保険診療では賄えないことが多々有ります。

 

 

つづく

K&A Dental Clinic 神戸