【院長ブログ】~歯科医Sの四方山話~その16
「先生、歯を抜いたあとは、そこの部分どうなるのでしょうか?」
不幸にも歯を抜かざるを得ない時に、患者様からよく聞く質問です。
一般的には3通りの方法で歯を補います。
①入れ歯。取り外し式の義歯。
治療費が安く、短期間に出来上がりますが、扱いに難儀したり、咬める物を選ぶ必要があります。
②ブリッジ。固定式の被せ物。
自分の歯のように使え、保険診療でも可能の場合があります。
ただし欠損歯数や部位によっては治療不可だったり、金属色が目立って審美性に欠ける。
③インプラント。人工歯根(金属)を顎骨に植え込み、自分の歯のように使える。
全額自費で手術をする必要がある。歯が入るまで3~6ヶ月かかる。
どのやり方がベストで他が劣る、とは言えません。
やはり患者様の歯や顎の状態、全身の状態、患者様の諸事情で、この中から選んで行きます。
或いは将来的に選び直すこともよくあります。
大事なことは患者様の口の中の経年的な変化にいつも気を配り、今ある機能を最大限に長く使える様にする事です。
つづく
K&A Dental Clinic 神戸